団体名 戸塚水彩画クラブ 活動場所 活動日 問合わせ先 ◇◇◇ |
団体創設:1982年
メンバー数:女性10名男性3名
指導者:岡部紀子先生
参加費用:月謝2,000円
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講師の岡部紀子先生にお話をうかがいました。
記者「戸塚水彩画クラブは、33年間続いているとうかがったのですが、長く続いている秘訣は、なんでしょうか」
岡部先生「若い頃からずっと講師をさせて頂いているのですが、かわらず支えてくれる皆さんのおかげですね。静物画のときなどは、お家から高価な壷やアンティークのお人形など、たくさん持ってきてくれるんです。
1年ごとに交代で部長を担当して頂いているのですが、皆さん率先して動いて下さるので、ほんとに助かっています。
当初は女性だけでしたが、6年ほど前からは男性も参加されていて、今は15人で楽しく活動しています」
記者「どのような絵を描かれているのですか」
岡部先生「1ヶ月ごとにテーマを決めて、静物画や人物画、ときには屋外で写生をしたりと、楽しんで頂けるようなカリキュラムを組んでいます。
年に2ヶ月間、戸塚公民館で完成した絵を展示するので、皆さんの励みになっているようですね」
記者「指導の際に心がけていることは、なんですか」
岡部先生「皆さんの個性や感性が充分に発揮できるように、ちょっとしたヒントをお伝えしています。一筆、加えて頂くだけで、みちがえるように絵が生き生きするんですよ。
絵の基礎となるデッサンでは、身体のバランスなどが正確に表現できるように、具体的にお伝えするようにしています。
皆さん、描くことが大好きで熱心なので、こちらも楽しくお教えすることができ、皆さんから刺激を受けています」。
記者のひとこと
記者が取材した日は、最後の仕上げにとりかかっているところで、皆さん熱心に筆を走らせていました。休憩をはさみながら、30分後には絵が完成。岡部先生が一つ一つの絵を講評します。
「スカートの美しい色合いや、陰影がよく表現されていますね」という先生の言葉に皆さん「うん、うん」と深くうなづき、モデルを担当した生徒さんは「本当のモデルさんになったみたい」と、嬉しそう。
互いの作品の魅力を伝え合い、和気あいあいとした雰囲気が長く続いている秘訣なのだな、と感じました。