東川口駅から徒歩2分、けやき通り沿いにある『みやかわ温灸院』。
エントランスの植物が目にも優しく、さわやかです。隣には院長先生の奥様がなさっている「みやかわ漢方薬局」があり、同院と並行して通っていらっしゃる患者さんも多いそうです。
すっきりとして清潔感のある院内。オフホワイトの壁に椅子や窓枠の木目、ベッドのブラウンがマッチしていてあたたかみのある雰囲気です。床材にはヒノキを使っていて、ほのかに樹の香りがするのだとか。
同院では、鍼(はり)とお灸による治療をおこなっていて、患者さんの症状やご希望にあわせて施術をします。基本料金は大人の方が4,000円、学生さんは3,000円、中学生以下のお子さんは1,000円です。
実際の施術の様子を見させて頂きました。こちらは、温灸です。「もぐさ」を燃やして患部におき、熱くなったら取り外します。固くなって働きの悪くなった筋肉や皮膚をほぐしていきます。やけどをする前に取り外すため、痕などは残らないのだとか。
こちらは、鍼(はり)の上にお灸をつけて燃やす温灸鍼です。あたたかくて気持ちがよく、身体が冷えている方には特に効果的で、鍼とお灸の相乗効果が得られるそうです。「痛くないのかな」と思いお聞きしたところ、0.18ミリの極細の鍼を使用するため、痛みを感じることはほとんどないとのこと。
患者さんの多くは肩こりや腰痛でお悩みの40～50代の女性だそうで、冷え性や生理痛、更年期障害など女性ならではのつらい症状の改善にも力を入れています。同院には女性の鍼灸師さんもいますので、お気軽にご相談下さいね。
「なんとなくダルい」、「イライラする」などの症状が続く不定愁訴にも鍼・灸が効果的だそうで、身体のツボを鍼で刺激することで、全身の血のめぐりがよくなり身体もあたたまって心身のバランスが整うため、症状が出にくくなるそうです。
また、不定愁訴などの自律神経系や肩こり・腰痛などの運動器官系だけでなく、気管支喘息などの呼吸器系や便秘や下痢などの消化器系の症状などにも鍼・灸治療が効果的だそうです。
こちらは、院長の宮川浩也さんが書かれた本。鍼・灸の治療法についてわかりやすく書かれていて、鍼・灸について学びたい方や興味のある方にぴったりです。大学などで講師を務める宮川さんは、セミナーを開催したりと若手の育成にも力を入れています。
宮川さんはお父様が鍼灸師だったことからこの道にすすみ、結婚のため上京したのを機に修業に出て、その後独立し開院しました。
40歳くらいまでは病気と無縁だったという宮川さん。40をすぎてから調子が悪くなったことで、自分の症状や身体を通じて病気の仕組みなどがわかるようになり、それまで頭で理解していたことが本当にわかるようになった、といいます。治療後の「楽になったわぁ」という患者さんの言葉にやりがいを感じるそうです。
皆さんも気になる症状がありましたら、どうぞお気軽に同院へいらして下さいね。
※価格は全て税込
みやかわ温灸院
048-295-3211
埼玉県川口市戸塚東1-1-32 （地図）
9：00～12：00 14：00～19：00
定休日 日曜・祝日
駐車場あり
ＨＰ http://www.miyakawakanpou.com/onkyu/
※記事は2016年1月時点のものです。
